指導方針

『正しい姿勢で心身ともに健康づくり』

まず、私が大事にしていることは姿勢作りです。姿勢を良くすることによって心身ともに健康になれると思っております。

特に何も運動をしないという方でも通常、立ったり歩いたりはしますよね。姿勢というのは生きていく上で欠かせないものだと考えます。そして毎日の積み重ねになるので私達の体にとってとても大きな影響を及ぼしてしまうのです。

悪い姿勢でいると体が歪んで、偏った体になってしまいます。それがケガや病気の原因になることすらあります。

本来良い姿勢であれば全身の筋肉を満遍なく使うことができるのですが、悪い姿勢でいることによって偏った筋肉を必要以上に浪費させてしまうのです。それにより、筋肉が硬直して痛みや不快感を産んでしまいます。肩こり、腰痛などが良い例ですね。

「じゃあ、良い姿勢をとろう!」と思っても意外とそう簡単にとれないということもよくあることです。

なぜなら大人になるとどうしても体が固まってきてしまいます。

良い姿勢というのは、緩んだ中に一本の軸を通すことが重要だと思います。姿勢を良くしようとしてやってしまいがちなのが、ガチッと体を固めてしまうことです。ガチッと固めてしまうと自由が利かなくなり、筋肉が硬直してしまうので悪い姿勢を更に悪化しかねません。硬いと一見強そうに思えますが、本当の強さというのは柔らかさ、しなやかさの中から生まれるものだと考えます。

ですから意識的に体を緩めて、ほぐしていく事が必要になってきます。レッスンの中でそういうことも取り入れながら本当に良い姿勢というものを身に付けて皆様の健康に役立てて頂きたいと思っております。

ここで、姿勢を気をつけるようになってからの私の体験談をお話し致します。

私は7年ほど前から姿勢の重要性を実感し、立ち姿勢、歩き姿勢を気にするようにしました。競技をやる上で学んできたことをベースに色々なところから学びながら試行錯誤を繰り返し、どこに意識を持てば良いのか、どうすればキレイな姿勢を身につけることができるのかと研究しました。

そうやって立ち姿勢、歩き姿勢を変えていった事によって、体が変化していきました。

元々、お尻が大きく、太ももが大きいのが悩みの種で細いズボンなんてとても履けないと思っていました。しかし姿勢を気をつけるようになって、お尻が小さくなり、足も随分細くなったのです。元々が大きいのでそう細くはありませんが、今では細いズボンでも気にせず履けるぐらいになれたのです。ずっと憧れてた細いズボンを履けるようになる喜びは女性なら共感してくださる方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に嬉しいものでした。

私は、一旦エアロビクスの世界から離れておりましたので、この7年間の間に筋トレはおろか運動など一切しておりませんでした。

ですから、きっと姿勢のお陰だろうと思っております。筋肉が落ちて細くなったとも言えますが、自分で言うのもなんですが、逆にたるむこともなく現役の時以上に均整のとれた引き締まった体になっているように思います。

まあ、元々競技をやって、エアロのインストラクターをしていたのでベースが違うといえばそうなのですが、それらをやっていた時よりもスタイルが良くなったので姿勢の効果は絶大ではないかと思うのです。

足痩せというのは難しいもので、なかなか痩せません。痩せようと思って運動や筋トレを下手にすると逆に太くなってしまうことすらあります。なぜなら、筋肉は鍛えれば大きくなるので、太ももの贅肉を落とそうと思って筋トレをしても逆に太くなってしまうという理屈です。

悪い姿勢である時は前述したように偏った筋肉の使い方をしてしまっているので、その分そこが大きくなります。私で言えば太ももですね。体を緩め良い姿勢をとることを持続していくことで、本当に必要な部分の筋肉を使っていくことができるようになって、無駄な筋肉が落ちて細くなったということだと思います。

もっと詳しい話をするなら、良い姿勢をとるにはインナーマッスルと呼ばれている深層筋を使う事になります。筋肉には目で見てわかるような(腹筋だとか力こぶの筋肉など)表面の筋肉である表層筋と奥の方にある深層筋と呼ばれる筋肉があります。この深層筋がすごく大事な筋肉で健康にもダイエットにもすごく効果があると言われています。悪い姿勢でいれば、中の臓器を圧迫して健康にも害を与えてしまいます。目には見えませんが、体の根幹を支えるとても大事な役割を果たしているのです。良い姿勢をとろうとすればこの体幹部の深層筋を自然と使う事になりますので、今流行りの体幹トレーニングに繋がると思っています。

良い姿勢のご利益は体の面だけではありません。姿勢が良い人はカッコ良く、堂々として見えますよね。モデルさんなんかに憧れるのはやはりあの良い姿勢のお陰ではないでしょうか。肉体と精神は繋がっていて堂々とした良い姿勢をとっていれば自然と気持ちも堂々として自信に満ち溢れてくるものではないかと思います。いくら顔立ちやスタイルが良かったとしても姿勢が悪いと何だか貧相で頼りなさそうに見えたり、老けて見えたりしてしまいます。それはすごくもったいない事だと思うので、是非とも皆さんに姿勢を大事にして頂きたいと願っております。

この姿勢矯正で大事なことは、立っている時、歩いている時は常に意識することです。

ボテッとした動きをしているとボテッとした体になってしまいます。逆にスマートな動きをしていればスマートな体に勝手になってくれるのです。

常に良い姿勢を持続させるというのはすごく根気がいります。そしてそう簡単には成果が現れないのでつい挫折してしまいがちです。しかし根気よく続けていただければ自然とその姿勢が身につき、意識しなくても良い姿勢でいられるようになるのです。そうなればこっちのもので、初めは辛かった良い姿勢が、逆に悪い姿勢でいる方が気持ち悪く感じるようになると思います。

姿勢を気をつけるというのはトレーニングや運動に比べると弱い負荷になってしまうので一見効果があまりなさそうに感じてしまいますが、トレーニングや運動というのはある一定の時間だけになるのに比べ、立ったり歩いたりする時間は圧倒的に長いので、トータルで考えれば姿勢を常に意識する方がより効果的ではないかと思います。

こういう話をしても、魔法のような話だとか、そんなうまい話はないとなかなか信じてもらえないかもしれませんが、効果に個人差があるとしても姿勢を良くして不利益を起こすことはありませんので、騙されたと思って試していただきたいものです。

レッスンではそうやって姿勢を作りつつ、そんな中でエアロビクスを楽しんで頂ける内容にしていきたいと思っております。

健康のためだと言って、ただ運動して汗を流していても、悪い姿勢で運動していては健康になるどころか逆にケガの原因になりかねません。

良い姿勢でエアロビクスなどの運動をすれば、すごく気持ちよく感じて頂けると思います。

体のこわばりが溶けて気持ちのいい運動ができるように、そしてより心身共に健康になり、共にその喜びを分かち合える、そんなメンバーを求めています。

最後になりましたが、エアロビクスの良さは軽快な音楽に合わせてリズミカルに動けるところだと思います。そして、ダンスほど難しい技術も必要ありませんし、無理のない体の使い方をベースにしておりますので、どなたでも簡単に行うことができる素晴らしい運動だと思っております。

軽快なリズムとステップが心と体を解き放ち、ストレス発散効果、老化防止、運動能力向上にも役立ちます。

そして、私が大事にしている姿勢を作るのにも最適な運動です。エアロビクスは主に体幹部を固定して動きますので、姿勢を維持する練習にもってこいです。

エアロビクスをやる効果がただその時その時のレッスンを楽しく終わるだけではなく、身体を根本的なところから改善させたり、皆様の人生に少しでもプラスになれるよう頑張っていきたいと思っております。